さっそくですが、狩猟用ライフルスコープの光学機器支持具のシステムは幾つかに大分類することができます。リング式、インテグレーテッド式、インナーレール式などです。タクティカルタイプのマウントには、コの字型をしたワンピース、前後或いは左右にオフセットされたタイプもあります。写真はBlaser R8にマウントされたBlaser Infinity 2.8-20x50 です。チューブ径は36㎜、マウント方式はリング式ではなく、インナーレール式です。リング固定ではないため、好みにもよりますが、射撃システム全体としての見た目をシンプルにできるだけではなく、実用性も兼ね備えています。 一般的なマウント方法の一つとしては、ライフルスコープのサドル前後にリングを取り付け、猟銃に固定するマウントリング式です。一方、Zeiss, Swarovski, Leica, Blaser などのハイエンドスコープには、光学機器本体にマウントが統合された、既に前述したインナーレール式といったマウントも存在します。