エラタック傾斜マウント

エラタック傾斜マウント0-35MOA。
エラタック傾斜マウント · 10日 11月 2023
今回のBlogは、エアライフル(空気銃)或いは装薬銃を使ったロングレンジ射撃向けの日本限定版、エラタック傾斜マウント0-35MOAに触れていきます。こちらの傾斜マウント、従来モデルと大きく異なる点は、1ダイヤル当たりのエレベーション移動量です。10MOAというのは、100mで約30㎝です。この限定版、ダイヤル当たり5MOAの移動量(全7段階:0-5-10-15-20-25-30-35)を備え、100mで約15㎝(*50mではダイヤル当たり約7.5㎝)の着弾点補正ができるという、優れたタクティカルマウントです。それではBlogいってみます。

22口径 精密射撃用競技銃で遠射テスト
エラタック傾斜マウント · 05日 10月 2023
今回のブログは、ドイツ射撃専門誌VISIER107へ掲載された、22口径精密射撃競技銃による遠距離射撃テストレポートに触れていきます。この記事を取り上げさせていただいた理由は、このテストに使用されたスコープマウントが、エラタック傾斜マウントという理由からです。これらの競技銃は50m射撃を想定して設計されているものですが、テストが実施された射撃距離は100m、200m、300mでした。それではBlogいってみます。続きを読む →

エラタック限定版 0-35MOA出ます。
エラタック傾斜マウント · 04日 10月 2023
今回はBlogというよりも、お知らせになります。エラタック傾斜マウントには調節が可能なダイヤルが備わっています。ロングレンジにも対応が可能なこのドイツ製ミルスペックマウントは、現行モデルでは、エラタック0-70MOA版(ダイヤル当たり移動量10MOA)、エラタック0-20Mrad版(ダイヤル当たり移動量5Mrad)という仕様を持つ2タイプです。2023年秋、別注限定モデル、0-35MOAが新たに登場します。

ドイツ専門誌 22口径LR 遠射がトレンド。
今回のBlogではドイツの射撃専門誌を取り上げてみます。 その中でも、今回取り上げる専門誌はVISIER SPECIALです。号のテーマは22口径LR(ロングライフル)弾による遠距離射撃。この22口径LR弾を用いるロングレンジ向けライフル、海外では色々と取り上げられる機会があるようですが、日本では法律により所持に制限が掛かっています。が、本ブログでは、エラタック関連記事ということもあり、ドイツのニッチな流行ということで紹介してみます。

FXドリームラインBP と エラタック。
最近お問合せが増えているエアライフルの一つに、FX Airguns 様のモデルがございます。最新式のモデルから古いタイプまで色々です。今回取り上げる空気銃は、FXドリームラインBP(*外部リンク英語)。この空気銃の銃器側には11㎜レールが標準装備されています。 エラタック傾斜マウントはピカティニーレール対応の為、ピカティニーレール→11㎜レールへの変換アダプタが必要になります。

エラタック2ピース分離型はタクティカル
今回のBlogはエラタックマウントのツーピース式です。この分離型のスコープマウントですが、ライフルスコープを固定するマウントの上側がエラタック傾斜マウントと共通化されています。もちろん材質には7000番台のアルミ合金が用いられ、その外装もミルスペック準拠のハードアノダイズドが施されています。ドイツ製です。

エイムポイントの対物。
エラタック傾斜マウント · 02日 12月 2022
今回はエイムポイント Micro H-2です。狩猟用に用いられるドットサイトの選択肢はいろいろとございますが、このエイムポイントも人気があるサイトです。ドイツでも熱心なユーザーに支持されるこのサイト、先日初めて気が付いたのですが、対物側のレンズ、傾いています。一瞬、あれっ?っとあせるのですが、大丈夫です。これは意図的にレンズを傾けてあるようです。

その①、拡張パーツが用意されているエラタック傾斜マウント。
エラタック傾斜マウントは、ハードアノダイズドコーティンミルスペック タイプⅢに準拠していることに加え、使用されている金属は7075アルミニウムです。この7075番は、超々ジュラルミンと呼ばれています。アルミ合金の中では最強クラスの強度と軽さを併せ持つ、それが7075番です。ドイツ製のエラタック傾斜マウントは、実際に欧米のローエンフォースメント、ミリタリーの分野において高い評価を受けているだけでなく、実際に使用されているスコープマウントです。ドイツのケッヘラー&コッホ G28、ヘーネル G29スナイパーライフル、H&K MG5といった最高水準の軍用銃器において、エラタック傾斜マウントの性能は既に証明されています。固定式ナットネジの場合、❝10₋12Nm❞ と指定トルクがナットに明記されています。例えば、デントラーマウントのような一般的な民生向けスコープマウントでは、指定トルクは2Nm程度です。日本国内で流通する猟銃、あるいは空気銃に使用する場合、もちろん10-12Nmのトルクで固定する必要はありませんが、元々想定されている銃器では、この指定トルクが必要というメーカー側の製品スペックです。

その❷ライフルスコープを傾ける?どうゆうことですか?
Eratac エラタック傾斜マウントです。この状態でライフルスコープのレティクル中心にターゲットを捉えようとすると、シューターは手に構えた猟銃のバレルを、結果として自然と上方向へ僅かに傾ける動作を取ることになります。バレルから射出される弾は緩やかな放物線を描きながら遠い地点へ着弾します。こうして通常よりも遠い距離でゼロインを行うことがでるようになります。これがライフルスコープを意図的に傾け、猟銃に取り付けることで得られる成果です。一方でデメリットもあります。ターゲットまでの距離がゼロインした距離よりも近い場合、ホールドアンダーという射撃動作が必要になります。

その❶ライフルスコープを傾ける?どうゆうことですか?
この狩猟業界に入って間もない頃、ロングレンジシューター❝ライフルスコープを傾斜させる。しかも前傾させる。それでは、上図で言うところの2ndゼロよりも遥か先にあるターゲットへ着弾させるにはどうしたらよいのか?この問いに対する答えは ❝猟銃を上方向へ傾ける❞ ということになります。昭和のころ、近所の公園でブランコに乗って誰が一番遠くへジャンプできるかを競う遊びしていたことを思い出します。想像を超える加速とこれ以上ない射出角度による大ジャンプで、公園内の鉄柱にスネを打ち付け悶絶したこともありました。さて、本線に戻ります。遠くへ飛ぶためには、ブランコからの射出角度が重要です。装薬銃および空気銃においても、遠くへ飛ばすことを意識する場合、バレルを上方向へ傾斜させることで弾の射出角度は変わり、特にペレットを使った空気銃においては着弾点を伸ばすことができます。但し、猟銃の場合、ブランコとは異なり、着弾地点を前もって正確に把握していないままこうした行為をフィールドで行うと、大きな事故に発展する可能性があることに加え、大きな責任を問われる為、射撃場にて訓練と併せて試射することを強くお勧めします。

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