【はじめに】
大切なライフル銃。フィンランド製のサコーM75、ベルギーのブローニング MK3(マーク3)の2挺。そして2本のライフルスコープ。1本は ツァイスのDiavari 3-9x36 ライフルスコープ、2本目はライト光機製 4-24x50。今回、山形県新庄市に会社を構える株式会社小野銃砲火薬店様によるデントラーマウントのお取付け(2挺のライフル、そして自由付け替えてに使えることが出来る2本のライフルスコープ)をご紹介させていただきます。
そんなことが可能なのか?と思われるシューター/ハンターの皆さま、デントラーなら可能です。それではブログいってみます!
【お客様のご要望】
❝2挺のライフル銃(SAKO 75M、Browning BAR MK3)で、2本のライフルスコープ(Zeiss Diavari 3-9x36、ライト光機 4-20x50)を自由に着脱して使いたい。❞というお客様。このニーズにお応えするべく、今回、小野銃砲火薬店様はデントラーマウントのベイシス、そしてバリオ(Browning BAR MK3専用)をご採用いただきました。
【1挺目:サコーM75】
先ずは、デントラーマウントのサコーM75専用ベイシスをライフル銃に取付けて戴いている図です。
【ドイツ銃ならデントラー】
デントラーマウントは、欧州て流通している銃器メーカーから市場投入されているライフル銃(特にドイツ銃器メーカーに強いです)の各モデル向けに専用のベースレールを用意されています。
【欧州製ライフルに強い】
日本国内で流通している狩猟向けの欧州製ライフル銃。フィンランドのサコー、ベルギーのブローニング、ドイツのブレーザー(ブラザー)、モーゼル(マウザー)、サワー(ザウアー)、メルケル、エトセトラ。デントラーマウントでは各メーカーから市場投入された各モデル毎に専用ベースレールが用意されています。
【デントラー取付け】
こちらは、複数の水準器を用い、銃器の水平を確認しつつ、レシーバー機関部の水平も確認している図です。
ここからリング位置を決めながらライフルスコープの取付け行程へと移っていきます。
【特徴的なリング】
小野銃砲火薬店様ではライフルスコープ取付け時の標準工程とされているラッピング作業。
【ラッピングについて】
デントラーマウントではラッピングを必須行程とはされておりませんが、非常に丁寧なお取付け戴いている図です。
【1本目のスコープ】
サコーM75にライト光機 4-20x50 G4がマウントされている図です。
ここからボアサイターを用いてボアサイティング(ゼロイン前の仮設定)を行います。
【ボアサイティング】
ボアサイティングというワード。初めて耳にする方へご説明を入れておきます。ライフルスコープのレチクル、銃器のバレル中心との簡易的なアライメントを取る作業です。この作業はあくまでも作業所内で行われるゼロイン試射実施前に行っておくと便利とされる下準備ですので、最終的な着弾点と狙点のアライメント(ゼロイン)は射撃場で完了させることになります。
【ボアサイティング】
ライト光機4-20x50 G4の図。写真が撮られたこの時点では僅かスケールとの差異がみられていますが、実際の設定ではピタッとばっちりですのでご安心を。
ここまでの行程で、1本目のライフルスコープのボアサイティング(ゼロイン前の仮設定)は完了です。
続いて2本目のボアサイティングへ移ります。
【2本目のスコープ】
そして2本目のZeiss Diavari 3-9x36 ライフルスコープを取付けの図。デントラーマウントは上下から構成される2対のレール状モジュールを組合わせて使用します。下側のレール(*ベイシス)は銃器側へ常駐させ、上側のレールモジュールにはライフルスコープやドットサイトなど、射手のニーズに応じた光学機器(1インチ、30㎜、34㎜、40㎜径(例:スワロフスキー))のライフルスコープを取付けてご使用をいただけます。
【着脱でもゼロインを維持】
デントラーマウントの優れた点は、着脱を繰り返してもゼロインが狂わないという特徴に加え、2挺目、3挺目にも同一のスコープ、或いは複数の光学機器を共有化させて運用が可能という。これまでの常識では考えられなかったドイツ製の高性能狩猟向けスコープマウント、それがデントラーマウント(ドイツ狩猟専門誌テストレポート:日本語訳版)。
【Zeiss Diavari ボアサイティングの図】
そしてこちらの写真。
ボアサイターを通じて接眼部からレチクルを覗いた図です。ボアサイターが仕込まれているバレル射線とスコープの狙点はこの状態では問題ないように見えます。
但し、ボアサイティングはあくまでもPOIとPOAの仮設定であることから、射撃場での試射を行いながら最終的なゼロインを確認する必要があります。
【アイポイント採寸】
こちらの写真。
デントラーマウントへ付け替える前に、あらかじめ記録を取っておいたお客様のスコープ取付け位置データ(*本記事上から2枚目の写真参照:アイポイント高さとアイレリーフ位置)をこの作業工程で改めて確認を戴いている図です。
【アイポイントとアイレリーフ】
ワードの説明です。ライフルスコープの見口部分については、アイレリーフ(射手が目を置く位置:RSの光学設計としては射撃時のリコイルを加味し、9㎝強が一般的です)、アイポイント、アイボックス、ディオプターなど、知っておくと便利な情報もあります。外部リンクは当方執筆のArms Magazine様ブログ記事をどうぞ。
【2挺目:ブローニングMK3】
そして今回の肝、バリオの登場。
こちらはデントラーマウントのバリオをブローニングMK3の機関部へ取付けていただいている図です。
バリオを導入することにより、先のサコーM75機関部(スコープを取付けるレシーバー部)の複製をBrowning BAR MK3で用意することを可能にしています。
【マメ知識】
デントラーマウントにはベイシスとバリオの2種類が用意されております。但し、バリオの構造は極めて特殊。マウント内にウィンデージ/エレベーションに相当する調整機構が組込まれています。
【2挺目にライト光機4-20x50】
2挺目として用意されているBrowning BAR MK3(バリオ搭載済み)に、ライト光機 4-20x50 G4が取付けられた図です。
デントラーマウントのバリオにより、サコーM75のレシーバー部の複製がBrowning BAR MK3にも用意されたイメージです。
ここからボアサイティングへ進みます。
【2挺目でも仮設定完了】
ボアサイターを使ってボアサイティングされたライト光機 G4レチクル 4-20x50 G4の図。
【こちら写真の意味】
先の工程で紹介したバリオが取付けられていることで、ウィンデージ/エレベーションに触れることなく、バリオに搭載されている調整機構で仮設定(ボアサイティング)が完了されていることを証明しています。まったくのズレ無し。
【2挺目にもZeiss Diavari】
続けてZeiss DiavariをBrowning BAR MK3へ取付けている図です。
既にサコーM75のレシーバー部複製がバリオで用意されているため、言うまでもなくZeiss Diavari 3-9x36を取付けてもPOIとPOAのアライメントは取れています。
このまま念の為、ボアサイティングの行程へと進みます。
【そして全て完了】
ボアサイターを使ってボアサイティングされているZeiss Diavariの図。完璧。
少し長くなってしまいましたが、小野銃砲火薬店様による完璧なデントラーマウントのベイシス、そしてバリオのお取付けでした。
【写真の説明】
ボアサイティングにて仮設定されたBrowning BAR MK3のPOI(現時点における仮の着弾点)とZeiss DiavariのPOA(スコープの狙点)が一致していることを示しています。
【まとめ】
ということで、❝2挺のライフル銃で複数のライフルスコープを自由に付け替えて狩猟を楽しみたい❞ という今回のお客様。小野銃砲火薬店様によるパーフェクトなデントラーマウントのお取付け導入サポートにより、きたる狩猟解禁日に間に合いそうです。
散弾銃とライフル銃、或いはエアライフルとの組合せ、巻狩り用のライフルスコープ、遠距離射撃用の大口径スコープ、そしてドットサイトなど、お手元の光学機器を有効に活用したいシューター、そしてハンターの皆さま、山形県近隣であれば、小野銃砲火薬店様へご相談をしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、全国の銃砲店様でもデントラーマウントをお取扱い戴いておりますので、デントラーマウントをお取扱いのお近くの銃砲店様へご相談を戴ければと存じます。未だデントラーマウントをお取扱いではない銃砲店様からのお問合せも随時お待ちしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
【デントラー動画】
デントラーマウント(タクティカル)の使い方がわかる簡単なショート動画です。






