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猟銃用のライフルスコープマウントのあれこれ。

マウントシステムの分類

さっそくですが、狩猟用ライフルスコープ光学機器支持具のシステムは幾つかに大分類することができます。リング式、インテグレーテッド式、インナーレール式などです。タクティカルタイプのマウントには、コの字型をしたワンピース、前後或いは左右にオフセットされたタイプもあります。

 

今回は、主に狩猟用途として一般的に用いられているマウントシステムでも少し特徴のあるタイプに触れていきます。

 

 一般的なマウント方法の一つとしては、ライフルスコープのサドル前後にリングを取り付け、猟銃に固定するマウントリング式があります。一方、Zeiss, Swarovski, Leica, Blaser などのハイエンドスコープには、光学機器本体にマウントが統合された、既に前述したインナーレール式といったマウントも存在します。

 

写真はBlaser R8にマウントされたBlaser Infinity 2.8-20x50 (*IWA2018過去ブログ)です。チューブ径は36㎜、マウント方式はリング式ではなく、インナーレール式です。リング固定ではないため、好みにもよりますが、射撃システム全体としての見た目をシンプルにできるだけではなく、ハイエンド製品としての機能面は言うまでもなく、見えない所にも多数のギミックが施されています。

 

独Blaser社のように、自社の独自マウントレシーバー規格に自社のライフルスコープを合わせて準備をしている銃器メーカーは多くはありませんが、Blaserユーザーにとっては、Blaser製品だけで猟銃もスコープも完結が出来るこれほど楽なマウントシステムはありません。Blaser スコープにはZeiss のインナーレール規格が採用されています。地元ドイツの業界仲間ということで、いろいろあるのでしょう。

 

ハンターによるドットサイトの自由な使用も念頭に、光学機器と猟銃の着脱が容易に出来るよう設計されています。

Blaserといった銃器メーカーによるマウントの独自設計は、デザインとしての光学機器外観と、トータルシステムとして猟銃が醸し出す一体感を高い次元での実用面、そして身に着けるというか、纏うというか、握る道具としての心地よさといった側面においてもハンターを魅了しているように思えます。

 

最終完成品から伺い知ることが出来る細部への妥協なきこだわりとメーカーとしての探求心は、もはやインダストリアルプロダクトと呼んでもよいと感じるほど、強烈に引き付けられるものがあります。

 

今回はマウントのあれこれというBlogタイトルでありながら、広がりを見せられずに少し尻切れトンボなBlogになってしまいましたので、次回ブログでは引き続きライフルスコープのマウントシステム(追記:2022年4月2日 ドイツ製 デントラーマウント)についてお話をさせていただく予定です。

 

ここまでお付き合いをいただきありがとうございました。

 

追伸、

今年のIWA2022は予定通り開催され、先週無事閉幕したようですが、Covid-19に加え、欧州地域が政治的に難しい渦中にある中での開催になってしまいました。次回は2023年3月2日~5日(外部サイト:IWA)です。

 

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