ライフルスコープをもっと自由に。
デントラーだからできる事。
これまで、猟銃とライフルスコープの関係は常に1対1でした。
ライフル1挺に、
スコープ1本。
でもこれはもう過去の常識。
囚われ続けたマウントの鎖からハンターを解き放つ。それがデントラー。
ドイツ製のデントラーマウントの突出した特徴の一つに、”上下ユニットを組み合わせた2つのレールから構成” されたマウント機構があります。
ゼロインが維持された状態を保持しつつ、ライフルスコープを含む光学機器を載せた上部ユニットを、猟銃のレシーバー部に取付けた下部ユニットから取り外し、或いは取付けをすることが出来ます。
こちらは上部ユニットです。リコイル時の衝撃にも光学機器の設定が決してズレることない工夫が施されています(*欧州大手猟銃メーカーでも既に採用)。中央部のスタッド(突起ピン)に加え、このピン前後に下部ユニットと噛合う爪が2組装備されています。
こちらは下部ユニットです。上部ユニットのスタッド(突起ピン)を受ける穴に加え、ピン前後に配置された2組の爪を高精度で受ける加工溝が準備されています。中央部にある3角形のツマミを180度回転させることで完全に上下ユニットはロックされます。
1本のベースレールだけで、異なる種類のライフルスコープ、ドットサイト、オープンサイトなどを同じ猟銃に取付けることが可能です。
一度ゼロインを済ませた後は再調整を必要とせず、所持する全ての猟銃に複数の光学機器を簡単に載せかえ、使用することをも可能にする、それがデントラーマウントです。
こちらのYouTubeでは、Zeiss Victory Diavari 3-12x56を幾つかのライフル銃(Blaser R8, Merkel RX.Helix, Haenel Jager 10, Antonio Zoli 1900, Forest Favorit)に付け替えながら実施されたテストの様子がご覧いただけます。動画の最後には、続けて行われた距離50mで、Blaser R8にMeopta 1-6x24が取付けられ試射された結果も収められています。
デントラーは、ツマミひとつで素早い着脱が可能なマウントシステムです。
デントラーマウントでは、上部ユニットをマウントレールと呼んでいます。
このマウントレールには一般的なリング固定式から、ウィーバー/ピカティニーレール式、ツァイス、シュミットアンドベンダー、スワロフスキーといったインナーレール式のライフルスコープにも対応したモジュールが準備されています。
ベースレールと呼ばれる下部ユニットには、ベイシスとバリオの2種類があります。デントラーマウントの大きな特徴のひとつとして、ゼロインを維持した状態でスコープの自由な付替えがあります。バリオを2挺目に取付ける(過去のBlog記事)ことで、2挺の猟銃を所持し、1本のオールラウンドスコープをこれら2挺で使用することが可能です。
デントラーマウントでは、下部ユニットをベースレールと呼んでいます。ベースレールの種類は、ウィーバー/ピカティニーレール式、エアライフルの11㎜レール、に加え、70種類を超える銃器用にそれぞれベースレールが用意されています。
猟銃のレシーバー側に取付ける下側のグランドレールには、ベイシスとバリオの2種類が準備されています。
この2つのベースレールの見た目は一見、類似しているように見えますが、その機能は大きく異なります。材質はともに鋼鉄製(スチール)になります。