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上伊那銃砲火薬店様にてデントラーマウント。

今回のブログは、長野県にてデントラーマウントをお取扱いいただいている銃砲店、株式会社 上伊那銃砲火薬店様のご紹介です。ブローニング BAR MK3 30-06 へのデントラーマウントお取付け。お客様がご使用する猟銃1挺に対し、2本のライフルスコープを取付けて戴きました。それではBlogさっそくいってみます。

 

【イメージ図】

ライフルスコープを実際に取付ける前のイメージ図はこんな感じになります。

 

写真では1体型のスコープマウントに見えますが、デントラーマウントは、上下2本の精密加工レールから構成、その着脱は写真中央に見える三角形のツマミで行います。

 

ご用意したスコープリングは、1インチ径用と、30㎜径用です。(*ちなみに、34㎜、40㎜のご用意もございます。

 

【材質を選ぶ】

デントラーマウントの銃器への装着に際しては、弾がバレルから射出される向きに対し、三角形のツマミは常に左側に来るように取付けます。

 

上側のマウントレールの材質は、スチールと、アルミニウムの2種類から選ぶことが出来ます。

 

標的射撃も高頻度のため、多少重くてもスチール製を選ばれるお客様、一方、山に入る際、肩に担く猟銃を含む装備は出来るだけ軽量でいきたい。というお客様はアルミ製をご選択されます。

 

【スコープ2本】

手前が1インチ、奥が30m径です。

 

ブローニング BAR MK3 銃器側に、ブローニングBAR用の専用ベースレールを取付けます。

 

デントラーマウントの場合、先ずはベースレール(2つのレールうち、下側のレール)を銃器側に取付けます。

 

【デントラー】

このベースレールを基本とし(銃器に常駐)、上側の各レールに取付けられたスコープを自由に付け替えいただくことで、その日の狩猟に合った光学機器を射手ご自身で自由に着脱し、使うことが出来ます。

 

【1本目のスコープ】

こちらは1本目のスコープ

 

気になるのはゼロインです。ドイツ製デントラーマウントの場合、上下レールは精密加工機械で加工されていますので、上下レールをロックした状態の遊びは勿論ゼロです。

 

従いまして、この写真の状態で、任意距離で通常通りゼロインを済ませて1本目のスコープ設定は終了です。

 

*射撃場へ向かう前に、ボアサイティングを済ませておくことを強くお勧めします。射場での設定作業が簡単に済むことに加え、安全です。

 

【2本目のスコープ】

次に2本目のスコープ。30㎜径です。

 

上下レールを組合わせた状態でロックされています。

 

ボアサイティングを済ませた状態で射撃場へ持ち込み、こちらも任意距離でゼロインを済ませます。

 

この準備を済ませると、2本のスコープが搭載されたマウントレール(上側のレール)と、銃器側のベースレールの着弾点アライメントが取れたということになります。

 

【更に2挺目】

 

2挺目に取付ける? ゼロインはどうするの? よくお問合せを受けるご質問です。

 

この課題に対し、解決方法を見出したのがデントラーマウントの真骨頂、バリオ。

 

このバリオ、マウント自体にエレベーションと、ウィンデージに相当する機能が組み込まれています。

 

 

つまり、1挺目のゼロインには一切触れず、スコープを載せ替えた先の2挺目では、バリオ本体に備わる着弾点調整機構でゼロインを整えます。

 

【けもの道秋号】

デントラーマウントについては、2023年10月14日発売の、けもの道 2023年秋号(外部サイトへリンク)にテストレポートを掲載いただいておりますので、ぜひ。

 


【まとめ】

長野県を拠点に活動されている株式会社 上伊那銃砲火薬店様のご紹介例では、1挺の猟銃に2本のスコープという、お客様のご希望でした。この先の未来、もし仮に別の用途として空気銃、又は別種類の猟銃を追加ご希望される場合、デントラーマウントでは、バリオ と呼ばれる2挺以降にご使用いただくベースレールを用意していますので、継続的かつ、年齢と共に変化する射撃スタイルに応じ、フレキシブルにスコープをご使用をいただくことができます。

 

長野県近郊でご興味のある方は上伊那銃砲火薬店様、又は地理的に少し遠い場合は全国にあるお近くのデントラーマウントお取扱い銃砲店様へどうぞ。