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BKLのマウントレールは空気銃に。

新年1回目のブログでは、米国BKL社の製品を取り上げてみます。

 

エアライフル(空気銃)に光学機器をマウントしようとする場合、猟銃によっては光学機器の取付けに多少の工夫が必要になるケースがあります。11㎜レールをウィーバー/ピカティニーレールに変換するためのアダプター等は一般的ですが、製品によってはリコイル時にアダプターが滑ってしまうものもあったり、ネジの締め付け加減で片方向にレールが僅かに傾いてしまうものも稀にあります。

 

BKL社は、狩猟用エアライフルやリムファイヤ ライフル用のスコープマウントを製造しています。本体には、航空機用材料に使用されるアルミニウムが用いられ、もちろん前述のような不安を残す要素は製品から排除されています。こちらでご紹介をする製品はライザーマウントを含む一部の製品になりますが、11㎜レールからウィーバー/ピカティニーレールに変換するレールの選択肢としていかがでしょうか。

 

それではBlogいってみます。

 

【11mm変換レール】

ストレート型です。11㎜レールをウィーバー/ピカティニーレールに変換します。レール長さは103㎜になります。

 

ネジの固定は6か所、高さですが、猟銃側の11㎜レールからウィーバー/ピカティニーレールTop面まで約1.8㎝です。この辺りの仕様は共通になっています。

 

11㎜レールからウィーバー/ピカティニーレールに変換しつつ、マガジン部をオフセットさせているタイプです。ベースレール側(11㎜)の長さは42㎜、ウィーバー/ピカティニーレールの長さは約103㎜です。スリットの幅は5.2㎜、スリット間隔は10.6㎜です。

 

このレールを2つ使用して、Vortexのマグニファイアとドットサイトの組合わせということも可能です。

 

コの字型のこちらのマウントですが、エアライフルのマガジン部を逃がすことが出来るような構造が特長的です。先に紹介をした片腕タイプではなく、オフセット部を挟むようにネジ固定部が前後に備わっています。

 

【取付けの自由度】

最後にご紹介するのはライザーマウントと呼ばれるブロックです。高い下駄をはかせた11㎜レールです。このブロックは特徴的で、3方向にブロックを取付けることが出来ます。

 

上方向へ積み上げる、あるいは左右方向へ継ぎ足すことも可能です。

 

このブロックには派生モデルがございまして、11㎜レールからウィーバー/ピカティニーレールに変換ができるタイプもあるため、マガジン部を逃がしたいハンターの方々には重宝いただいています。

 

マウント関連の製品によっては、固定ネジを締め上げると片方に傾いてしまうものがあります。BKL製マウントの場合、常にセンターで(左右方向から)締上げられるよう、中央に縦方向のスリットが備わっています。

 

ピカティニーレールを採用しているエラタック傾斜マウントの場合、分離型のこのブロックを使うことで11㎜レールからウィーバー/ピカティニーレールに変換することができるようになり、これに該当する光学機器を取付けられるようになります。

 

11㎜レールの空気銃にエラタック傾斜マウントを装着するとこんな感じになります。

 

BKLのレール製品につきましてはこちらをご参照ください。お近くのお取り扱い銃砲店様でもお求めいただけます。

 

2022年はお陰様でバタバタと忙しくさせていただきました。結果としてBlog更新が少し不定期になってしまい申し訳ございません。今年もハンターやシューターの皆様にとって、光学機器まわりにおきましてご参考に戴けるようなブログを用意してまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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