· 

ライフルスコープ取付け、お手伝いしましょう。

今回のBlogは、デントラーマウントへのスコープの取付けをお手伝いしましょう。といった内容です。

 

ライフルスコープの取付けに苦労される方は少なくないと思います。加工精度の高いワンピース型であれば、極論してしまうと、ネジを緩めてスコープを載せるだけです。その一方で、リング式のツーピース型マウントについては、様々な理由で取付けに苦労される方は少なくないかもしれません。

 

デントラーマウントでは、タクティカルワンピース型の他にリング式のご用意がありますが、Guns and Shootings vol.22におきまして製品レビュー記事が掲載されて以降、リングの取付けについてハンター様からのお問合せを多く頂戴しております。

 

こうした状況を受けまして、ハンターの皆様にデントラーのリングをスコープに取付けていただく際の参考資料としてご活用いただけるよう、写真を使いながら今回のブログを進めてまいります。この先、動画も少しづつご用意して参ります。

 

それではBlogいってみます。

【ラッピングツール】

前後リング径のアライメントを取るために、ラッピングが推奨される品質のマウントもあります。

 

一方、既に精度が取れているマウントもあり、製造メーカー側でラッピングを非推奨している製品もあります。デントラーマウント、エラタック傾斜マウントの場合、ラッピングは不要です。

 

まれに銃器側のマウントレシーバー部に瑕疵がある場合もあり(穴の位置など加工不良)、特にツーピース型マウントではラッピングが必要になる場面はあります。

 

【デントラーリング】

ツーピース式のマウントリングは色々なメーカーから用意されています。高品質を謳うリングは価格も高いのですが、精度も相応する品質だったりします。こうしたツーピース型の高品質マウントリングは、製造側での加工時において、となりあう2個がセットとして販売されていることが多いです。

 

加工される段階に始まり、最終的に化粧箱に入れられ工場を出荷され、最終的にユーザーの手元に届けられるまでずっとペアというツーピースマウント。それは高いです。

 

デントラーも同様です。デントラーの場合、リングの底部分にある打刻点の位置を同一方向に合わせる必要があります。難しいことはありません。合わせる向きはどちらでも大丈夫です。

 

【対応リング径】

先ずはリングです。1インチ、30㎜、34㎜径に対応するリングを各種そろえています。

 

製品が収められている小箱にはクッション材が上下に敷かれていますので、マウントが輸送中にダメージを受けることはありません。

 

上と下側のリングは、各4本の六角ネジ(2.5㎜)で固定されています。

 

こちらはネジを外した状態の写真です。

 

リングの下側部にはネジが1本ついているのが見えます。このネジは、リングを専用レールに固定する際に必要になる大切なネジです。

 

デントラーマウントのリングは半円ではなく、アーチ状になっています。

 

細い六角レンチ2本を使い、両側からくいッと力を入れるとアーチが僅かに開くので、その状態でライフルスコープに取り付ける方法が一般的です。

 

工具を使い慣れている方には問題ありませんが、初めての方には少し大変です。

 

【専用ジグを使おう】

そこで、日本国内のお客様へ向けて、便利なデントラー専用リング取付けジグをご用意させていただいております。

 

専用ジグのご使用方法を短い動画にてご用意させていただきました。リングにはアルミ製スチール製があり、専用ジグのデザインはそれぞれ異なります

 

リング穴に専用ジグを取り付けた状態です。

 

この際、あまりジグ先端を出し過ぎないことが重要です(注意:出しすぎるとスコープのチューブに当たってしまいます)。

 

ジグの使い方ですが、アーチ状の左右のリング穴に両方取付け、ご使用の際は、両手、または片手でくいッと専用ジグを絞るというか、つまむ感じです。

 

結構強めにつまむと、スコープのチューブに触れることなしにリングを取付けることが出来ます。

 

アーチ状のリング上側を取り付ける直前の図です。

 

くいッととつまみます。

 

くいッとつまんだ状態で、スコープの上からそーっと取付けます。

 

アーチ状のリングを専用ジグで取付けた直後の図です。

 

【取付けのご相談】

デントラーマウントのリング式をご検討されているお客様で、ご自身でのライフルスコープお取付けに不安がある方、或いは使い方について詳しく聞いてみたいなど。

 

ライフルスコープ単体をショールームへお持ちいただければ(猟銃付きは不可。)、スコープを取付けるマウントレール側のお取付けのサポート、システム導入についてのご相談も承っておりますのでお気軽にお問合せください。

 

 

デントラーマウントはお取扱いの銃砲店様でも実機のご用意がございますので、ぜひご相談ください!

 

今回はさらっとしたブログでした。

 

ここまでお付き合いをいただきありがとうございました。

 

InstagramSNSにて情報発信もしておりますのでよろしくお願い申し上げます。