デントラー マウント導入アドバイス

デントラーマウントシステムは、分離式の2つの上下ユニットから構成されています。

 

 デントラーマウントシステムを活用できる一般的な2パターン準備してみました。

 


【パターン其の1】

1挺の猟銃で、複数の光学機器を使いたい。

相談①

❝猟銃を1挺所持しているが、色々なライフルスコープ、或いはドットサイトをこの1挺に使うことが出来れば…。❞

 

こんな方にお勧めなのは、ベイシスを猟銃に取付けていただき、使用したいライフルスコープ、ドットサイトにマウントレールをそれぞれ準備する方法です。

 

もちろん射撃場で各光学機器のゼロインは済ませる必要はありますが、一度設定を完了させてしまえば、ゼロインを維持した状態でご自身にてライフルスコープ、ドットサイトの着脱を自由に行うことが出来るようになります。

デントラーマウントのベイシスは、猟銃メーカー各社から発売されているモデルに対し、70種類をこえるライフルに向けて用意されています。下の写真はその一部です。

 

Remington 700 Short用

Browning X-Bolt Short用

Benelli ARGO用


Browning MARAL用

CZ527用 20MOA

Tikka T3用


【ベイシスの仕組み】

ベイシスを猟銃のマウントレシーバー箇所に装着し、ライフルスコープを取り付けた状態のマウントレールと呼ばれる上部ユニットをベイシスに載せ、中央の三角形ツマミを回転させることにより上下ユニットは完全に固定されます。(ご注意:ベイシスは固定式のベースレールです。調整機構を備えたベースレールはバリオです。)

 

上部ユニットをマウントレール、部ユニットをベースレールと呼んでいます。

猟銃のレシーバー側に取付ける下側のこのベースレールは、更に2種類が準備されています。

ベイシスバリオです。


猟銃を複数所持している場合、ベイシスを1挺目の猟銃に取付けることになります。マウントレールに所有するライフルスコープを載せ、適切な手順でベイシスに固定します。次に射撃場にて試射を行いつつ、スコープのWindage/Elevationを使い、任意の距離でゼロイン設定を行います。

 

この要領で、2本目、3本目のライフルスコープにも製品に合ったマウントレールを取付け、射撃場にてゼロインを済ませておくことで、狩猟用途に応じ、ハンター自身の手で自由に光学機器を付替えることが可能になります。


【パターン其の2】

複数の猟銃で、1本のみ、または複数の光学機器を使いたい。

相談②

❝猟銃を複数所持している。特に気に入ったライフルスコープが1本と、ドットサイトも複数もっているが、これらの光学機器を自由に幾つかの猟銃に使うことが出来れば…。❞

 

こんな方のお勧めは、先ずベイシスを1挺目の猟銃に取付け、2挺目の猟銃にバリオ、続けて3挺目にも同様にバリオを準備する方法です。

 

この場合も、もちろん射撃場でゼロインを済ませる必要性は同様です。1挺目は通常通り、スコープのウィンデージ/エレベーションを使って任意の距離でゼロインを完了させます。但し、パターン其1との大きな違いは2挺目、3挺目の猟銃ゼロインです。2挺目、3挺目はバリオに搭載されている上下左右の調整機構を使ってゼロインを行います。

 

つまり、1挺目で行ったライフルスコープのゼロイン設定には一切触れず、物理的にライフルスコープを上下左右に僅か動かすことで2挺目以降のゼロインを行います。

 

【バリオの仕組み】

バリオもベイシスと同様に、猟銃のマウントレシーバー箇所に装着するところまでは一緒です。但し、バリオには上下左右の調整機構が組み込まれています。

 

上部ユニットをマウントレール、部ユニットをベースレールと呼んでいます。

猟銃のレシーバー側に取付ける下側のこのベースレールは、更に2種類が準備されています。

ベイシスバリオです。


ライフルスコープは1本、但し猟銃を2挺所持している場合、所有する2挺目の銃器に、対応しているバリオを選び、マウントレシーバーにバリオを取り付けます。

このバリオには上下左右を調整する機構が備わっているため、試射の際、スコープのWindage/Elevationには一切触れず、バリオに備わっている調整機構のみで着弾点の上下左右補正を行います。これで2挺目の猟銃についてもライフルスコープのW/Eには触らずに、ゼロインを完了させることが出来ます。

 

目的が異なる猟銃を複数所持している場合、1挺目をベイシスとし、2挺目からの猟銃にバリオを標準化させることで、1本の優れたライフルスコープを所持する複数の銃器で有効的に活用することが可能です。

 

 

ウィーバー/ピカティニーレール式以外で、ご使用の猟銃へ対応しているバリオをお求めのお客様へは、専用ページをご用意しておりますので、ご参照ください。

 




【取付けアドバイス】

【製品仕様】



【ドイツ製 デントラーマウント動画】

ツマミひとつで素早い着脱が可能なマウントシステムです。

再調整を必要とせず、所持する全ての猟銃に複数の光学機器を簡単に載せかえ使用することが出来ます。たった1本のベースレールだけで、異なる種類のライフルスコープ、ドットサイト、オープンサイトなどを同じ猟銃に取付けることが可能です。

 

At 100m

Blaser R8 – Cal. 9,3x62 / Zeiss Diavari 3-12x56

Merkel RX. Helix – Cal..308 Win. / Zeiss Diavari 3-12x56

Haenel Jager 10 – Cal..30-06. / Zeiss Diavari 3-12x56

Antonio Zoli 1900 – Cal. 8x57IS / Zeiss Diavari 3-12x56

Forest Favorit – Cal..30-06. / Zeiss Diavari 3-12x56

Blaser R8 – Cal..416 Rem.Mag. / Zeiss Diavari 3-12x56

 

At 50m

 

Blaser R8 – Cal. 9,3x62 / Meopta 1-6x24



【独狩猟専門誌テストレポート】